刊行案内人文(歴史・社会・民俗・宗教・思想)>『パリの服飾品小売とモード商』

パリの服飾品小売とモード商 1760-1830

[著]角田奈歩

[体裁]A5判251ページ

[定価]本体4,800円+税

[ISBN]978-4-903487-68-7

2013年2月発売  

 

ファッション産業はここから始まった

アンシャン・レジーム末期のパリに登場した服飾品小売商、モード商。新しい経営方法を導入し、王妃マリ=アントワネットにまで流行を提案し、19世紀に成立する百貨店とオートクチュールへの道を開いた、彼らの活動の実態とその意義を、会計帳簿や商業年刊などの一次資料を基に明らかにする。

 

 

序論・研究史・問題設定・史料

1.研究史 2.問題の所在 3.史料と構成

第1章 モード商の成立

1.用語 2.成立時期 3.出自

第2章 モード商と服飾流行

1.流行雑誌 2.同時代人の評価 3.店舗の様子 4.店舗の分布

第3章 モード商と同業組合

1.概括・邦語表記 2.服飾品流通と同業組合 3.制度再編成 4.モード商同業組合 5.制度廃止とモード商

第4章 モード商の営業活動

1.帳簿 2.取引と経営方法 3.顧客層と取引 4.顧客層と流通段階 5.商品・作業

第5章 19世紀のモード商と新しい職業

1.新物商の成立 2.店舗分布の推移 3.『グラン・マガザン』へ

結論 モード商の存在意義と限界 

 

文献目録

 

角田奈歩(つのだ・なお)

東京大学文学部歴史文化学科西洋史学専修課程、同大大学院人文社会系研究科欧米系文化研究専攻修士課程を経て、お茶の水女子大学大学院人間文化研究科比較社会文化学専攻博士後期課程にて服飾史研究室に所属。日本学術振興会特別研究員DC2を経て、フランス政府給費留学生としてパリ第1大学経済史専攻Master2課程修了。2011年、お茶の水女子大学大学院人間文化研究科比較社会文化学専攻博士後期課程修了。博士(人文科学)。現在、お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科研究院研究員。

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