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カラー版 花の品種改良の日本史ー匠の技術で進化する日本の花たち

▶2016年6月配本

[編]柴田道夫

[定価]本体4,800円+税

[体裁]四六判・536ページ(カラー・モノクロ混在)

[ISBN]978-4-86582-013-3

 

もっと多彩に、もっと華麗に、もっと雄大に。

人々の〈美〉の追求にこたえるように、色・形・大きさを変化させてきた花たちの進化ストーリーについて、品種の変遷、育種技術の発展を詳述するとともに、育種家の奮闘や庶民の品評会の様子、美術品での描写をまじえ、豊富なカラービジュアルを通してひもとく。

 

 

1章 キク(柴田道夫)

2章 カーネーション(小野崎 隆)

3章 バラ(上田善弘)

4章 ユリ(岡崎桂一)

5章 リンドウ(日影孝志)

6章 チューリップ(浦嶋 修)

7章 ツツジ(小林伸雄)

8章 ツバキ(田中孝幸)

9章 ボタン(細木高志)

10章 ハナショウブ(田淵俊人)

11章 サクラ(水戸喜平)

12章 トルコギキョウ(福田直子)

13章 ペチュニア(須田畯一郎)

14章 ヒマワリ(羽毛田智明)

15章 ストック(黒川 幹)

16章 コスモス(稲津厚生)

17章 パンジー(荒川 弘)

18章 アジサイ(工藤暢宏)

19章 青い花(田中良和、中村典子)

 

 

【編者】

柴田道夫(しばた・みちお)

農林水産省、農研機構花き研究所を経て、現在は東京大学大学院農学生命科学研究科教授。育成品種にキク「スプリングソング」、「ムーンライト」、ツバキ「春待姫」、「姫の香」など12品種がある。著書に『植物育種学各論』(共著、2003年)、『花の園芸事典』(編集・共著、2014年)、『日本の花卉園芸 光と影 歴史・文化・産業』(共著、2016年)など。

 

【執筆者】

小野崎 隆(おのざき・たかし)

農研機構野菜花き研究部門花き遺伝育種研究領域・品質育種ユニット長。カーネーションの育種研究に22年間、研究企画に3年間従事。2014年からダリア、トルコギキョウの育種研究に取り組む。著書に『最新農業技術 花卉vol.8』(共著、2016年)、『花卉園芸学の基礎』(共著、2015年)など。

 

上田善弘(うえだ・よしひろ)

岐阜県立国際園芸アカデミー学長。30年以上に渡りバラの遺伝、育種に関する研究を続けている。著書に『バラ大図鑑』(共編著、2014年)、『観賞園芸学』(共著、2013年)、『栽培植物の自然史Ⅱ』(共著、2013年)、『「中尾佐助の照葉樹林文化論」を読み解く―多角的視座からの位置づけ』(共著、2016年)など。

 

岡崎桂一(おかざき・けいいち)

新潟大学自然科学系(農学部)教授。著書に『品種および品種改良―ユリ 花専科・育種と栽培』(共著、1993年)、『花の品種改良入門』(共著、2003年)、『植物育種学辞典』(共著、2005年)など。

 

日影孝志(ひかげ・たかし)

八幡平市花き研究開発センター所長。リンドウの品種育成、育種方法の改善、輸出や海外展開に取り組む。育成品種に「安代の秋空」、「恋紅」などがある。日本育種学会賞(育成グループ代表)、農業技術功労者表彰を受賞。

 

浦嶋 修(うらしま・おさむ)

富山県高岡農林振興センター主任専門員。「黄小町」、「紫水晶」、「初桜」、「白雲」、「夢の紫」など、30近い品種の育成に携わった。

 

小林伸雄(こばやし・のぶお)

島根大学生物資源科学部教授。育成品種にツツジ「花山姫」・「乙女心」、出雲おろち大根「スサノオ」など。著書に『津ゝし絵本』解説(共編著、2013)、「のとキリシマツツジガイドブック」(共編著、2015)など。

 

田中孝幸(たなか・たかゆき)

東海大学教授、国際ツバキ協会理事、園芸学会九州支部支部長、伝統園芸研究会代表。著書に『熊本発地球環境読本』(共著、1992年)、『最新農業技術・シダ植物(西表島)』(共著、2009年)、『品種論』(2012 年)、『園芸と文化』(2012年)、『日本の花卉園芸・光と影』(共著、2016年)。その他、論文多数。

 

細木高志(ほそき・たかし)

島根大学名誉教授。組織培養による園芸植物の大量増殖・遺伝子組み換え研究。園芸植物の休眠打破研究。ボタン、シャクヤク、サクラ、クレマチス、グラジオラス、マクワウリの品種分類と育成過程の歴史研究。著書に『ボタン』(1985)など。

 

田淵俊人(たぶち・としひと)

玉川大学農学部教授。専門は園芸学。著書に『野菜園芸学』(共著、2007年)、『園芸学』(共著、2009年)、『最新農業技術 花卉 ノハナショウブ、デンジソウ』(共著、2009年)、『農産物性科学(1)』(共著、2011年)、『鑑賞園芸学』(共著、2013年)など。

 

水戸喜平(みと・きへい)

静岡県農業試験場で、花卉生産技術研究(バラ、トルコギキョウ、花壇苗、南伊豆地域の自生植物、早咲きサクラ等)や普及事業に携わる。著書に『トルコギキョウ栽培管理と開花調節』(共著、2003年)、『フラワービジネスの時代』(2002年)など。

 

福田直子(ふくだ・なおこ)

農研機構野菜花き研究部門主席研究員。トルコギキョウの栽培生理研究や技術開発に広く従事。著書に『トルコギキョウの低コスト冬季計画生産の考え方と基本マニュアル』(web版、編著、2012年)、『花の園芸事典』(共著、2014年)など。

 

須田畯一郎(すだ・しゅんいちろう)

株式会社大田花き社外取締役。著書に『昭和農業技術発達史 第6巻』(共著、1997年)、『世界を制覇した植物たち』(共著、1997年)、『昭和農業技術史への証言 第6集』(共著、2008年)など。

 

羽毛田智明(はけた・ともあき)

タキイ種苗株式会社研究農場次長。育成品種に、ヒマワリ「サンリッチ」、デルフィニウム「オーロラ」、パンジー「ナチュレ」、ビオラ「ビビ」など。2007年、フラワービジネス大賞。2013年、農林水産技術開発功労者表彰。2014年、大日本農会農事功績者表彰。

 

黒川 幹(くろかわ・みき)

株式会社クロカワストック代表取締役。1989年よりストックの品種改良に取り組み、育成品種は70品種以上。そのうち現在の登録品種は56品種。主な育成品種に「アイアンシリーズ」、「カルテットシリーズ」のうちの15品種、「スパークシリーズ」、「ベイビーシリーズ」などがある。

 

稲津厚生(いなづ・あつお)

玉川学園高等部の理科教諭、玉川大学農学部教授等を歴任。専門は花きの育種学および園芸学。主にコスモスの新花色品種の育成とその材料を用いた遺伝生化学および花色育種学の研究に従事。著書に『自然のなかのあそび』(1981年)、『コスモス手帳』(1988年)など。日本育種学会功労賞受賞(2009年)。国営昭和記念公園等のコスモスによる修景に協力。

 

荒川 弘(あらかわ・ひろし)

サカタのタネ顧問。育成品種は多数。花の万博でグランプリを受賞したトルコギキョウ「キング オブ スノー」をはじめ、パンジー、アスター、また世界初の無花粉切り花用F1ヒマワリ「かがやき」など多品目にわたる。2002年にパンジーとトルコギキョウの育成と普及への貢献が認められ、農林水産大臣賞受賞。

 

工藤暢宏(くどう・のぶひろ)

群馬県農政部蚕糸園芸課補佐(花き係長)。アジサイ科植物の遠縁交雑とその後代植物の園芸的利用について研究。育成品種に冬あじさい「スプリングエンジェル ピンクエレガンス」など3品種がある。著書に『最新農業技術 花卉 vol.4』(共著、2012年)など。

 

田中良和(たなか・よしかず)

サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社上席研究員。この間、大阪大学、福山大学客員教授他。バイオテクノロジー分野の開発に従事。育成品種にバラ「アプローズ」がある。著書に『アントシアニンの科学』(共著、2009年)、『植物の分子育種学』(共著、2011年)など。日本農学賞などを受賞。

 

中村典子(なかむら・のりこ)

サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社主任研究員。主に遺伝子組換え花きの開発に従事。著書に『救え! 世界の食糧危機』(共著、2009年)がある。日本植物細胞分子生物学会論文賞などを受賞。

 

【お詫びと訂正】

本書48ページの「図9.スカーレットベル」の画像に誤りがございました。現在掲載されているのはエンゼルです。大変申し訳ございません。正しい画像(スカーレットベル)に差し替えた紙面を掲載します。

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