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「若草物語」の ルイザのヨーロッパ旅物語
[著]ルイザ・メイ・オルコット
[構成・訳]谷口由美子
[体裁]四六判・272ページ
[定価]本体2,200円+税
[ISBN]978-4-86582-049-2
2024年6月発売
L・M・オルコットの「忘れえぬ旅」がいきいきとよみがえる!
時は19世紀、アメリカから蒸気船に乗って、あこがれのヨーロッパへ――
「若草物語」で一躍人気作家となったルイザ・メイ・オルコットが、妹と友人の3人で出かけた女性だけの大周遊旅行。
旅の体験をもとにした旅行記(小説)『ショール・ストラップス』を初邦訳。
「若草物語」のローリーのモデルとなった青年との出会いの物語(『わが少年たち』より)と、妹メイの旅先のスケッチも収録。
*斎藤美奈子氏(文芸評論家)から、帯のコメントを頂きました!
(本書より)
「――ある晴れた六月の日、旅の女三人組は、片手に大事な荷物を持ち、肩に小さなポーチをかけ、シンプルな服に目立たない感じの帽子を身につけ、決意を胸に、しかし顔はやさしく、出発したのだった。好きなところを好きなように見る、そういうつもりでフランス漫遊の旅に出たのである。恐れなどまったくなかった。」
【メディア掲載】
▶『図書新聞』2024年9月14日号に書評を掲載いただきました(評者・中井陽子氏)。
▶『世界日報』2024年9月7日号に書評を掲載いただきました(評者・川成洋氏)。
▶『週刊読書人』2024年8月30日号に書評を掲載いただきました(評者・大串尚代氏)。
▶『英語教育』2024年9月号に「自著紹介」をご掲載いただきました。
▶月刊『MOE』2024年8月号「新刊読みもの」でご紹介いただきました。
**フェア開催のお知らせ**
出版記念ブックフェア&パネル展
「若草物語」の作者
ルイザ・メイ・オルコットの世界
2024年10月5日(土)〜12月2日(月)
エホンゴホン堂(長野県軽井沢町)
6月~7月に教文館で開催いただいた、出版記念ブックフェア&パネル展が帰ってきました! 今度は東京を飛び出して、秋の軽井沢です!
新刊『「若草物語」のルイザのヨーロッパ旅物語』に収録した、ルイザの二度のヨーロッパ大周遊旅行のルートや、妹メイの旅先のスケッチ、ルイザとメイら3人娘の肖像写真などをミニパネルでご紹介。
また、谷口由美子訳『若草物語1&2』(講談社)&『ロッタの夢~オルコット一家に出会った少女』(岩波書店)をパネルとともに展示し、オルコット関連書籍が並びます。
前回大好評だった『ロッタの夢』の平澤朋子さんイラスト入りダブルサイン本も限定再登場! そして今回は...『若草物語1&2』(講談社)のカバーを飾った北澤平祐さんの原画展示も!これは必見です!
なお、オルコット関連のミニパネルについてご紹介しますと…
マサチューセッツ州コンコードでオルコット一家が暮らしたオーチャードハウスは現在、記念館として公開されており、この「ルイザ・メイ・オルコットのオーチャードハウスミュージアム」と、日本で発足した「若草物語クラブ」の特別協力でパネル展示が実現しました。
パネルサイズは小さいのですが、特にルイザとメイの肖像画、また、日本ではほとんど紹介されていないメイのスケッチも、数ある中のほんの一部だけですが、建築物や湖の風景など見事な筆致で、一見の価値ありです。
「若草物語」ファンのみなさま、また、ドラマや映画をきっかけにこれから読んでみたいと思われた方、ぜひ紅葉の軽井沢で、オルコットの世界をお楽しみください!
**会期中のイベント**
谷口由美子氏 講演会&サイン会
”ルイザ・メイ・オルコットの忘れえぬヨーロッパの旅”
19世紀後半にルイザは二回、ヨーロッパ周遊旅行に出かけました。一度目はローリーのモデルの一人となった青年との出会いがあり、二度目は妹と友人の三人だけで気ままな「女子旅」を楽しんでいます。ルイザらしいユーモアと本音の入り混じった旅行記の魅力をひもときます。
2024年10月27日(日)午後2時〜3時30分
参加費:1,500円(書籍購入特典あり)
終了後、谷口由美子氏を囲んでのティータイム
(boccoちゃんのクッキーと珈琲またはドリンク付)
*書籍購入特典*
サイン会にて『「若草物語」のルイザのヨーロッパ旅物語』のご購入で、参加費を1,000円に割引
*ご予約*
お電話かInstagramのダイレクトメッセージにて。お名前、お車のご利用の有無、ご連絡先をお知らせください。(書籍のお取置き、発送も可)
*問い合わせ*
エホンゴホン堂
Tel.0267-31-5183(11時頃~16時頃・火曜定休)
長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉2450-2
(中軽井沢駅から約900m・徒歩約12分/車約3分)
https://www.ehongohondou.com/
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(※教文館でのフェアは終了いたしました)
教文館ナルニア国(銀座)で、新刊発売記念ミニフェア&パネル展「若草物語の作者ルイザ・メイ・オルコットの世界」が6月24日(月)~7月7日(日)に開かれ、書籍や一部展示は7月末まで継続いただきました。
訳者・谷口由美子氏の講演会&サイン会(7月3日(水)18時~19時半)も盛況でした。お越しくださったみなさま、ナルニア国スタッフのみなさま、ありがとうございました!
講演の様子は、後日、お店発行のかわらばん『ナルニア国だより』に1ページにわたってご紹介くださいました。過去の情報ではありますが、フェア詳細などご興味のある方は教文館ホームページをご覧ください!
ミニフェア https://x.gd/tfmaw 講演会 https://x.gd/GWdsw
Ⅰ.最初の旅 ―『わが少年たち』より
*ルイザの第一回ヨーロッパの旅(1865年〜66年)について
§ ジョーおばさんのお話かご 第一巻『わが少年たち』より
まえがき
「ローリー」
Ⅱ.二度目の旅 ―『ショール・ストラップス』
*ルイザの第二回ヨーロッパの旅(1870年〜71年)について
§ ジョーおばさんのお話かご 第二巻『ショール・ストラップス』
まえがき
1 出発
2 ブルターニュ
3 フランス
4 スイス
5 イタリア
6 ロンドン
訳者あとがき
訳注/参考文献/図版出典
【著】
ルイザ・メイ・オルコット(Louisa May Alcott, 1832~1888)
アメリカの作家。1868年、少女向けに執筆した『若草物語(Little
Women)』(第1巻)で一躍人気作家となる。ルイザと3姉妹など家族をモデルにした青春物語で、主人公ジョーを当時女性に求められたステレオタイプではなく、自由な思考を持つ行動的な人物として描いた。一家の生活を支えるため働き続け、小説や童話、詩など300以上の作品を残した。オルコット一家が長年暮らしたオーチャード・ハウスは記念館として公開されている。主な作品に『若草物語』(第1~第4)、『8人のいとこ』、『昔気質の一少女』、『ライラックの花の下』、『仮面の陰に』など。
【構成・訳】
谷口由美子(たにぐち・ゆみこ)
翻訳家。上智大学外国語学部英語学科卒業。アメリカに留学後、主に児童文学の翻訳を手掛ける。著書に『大草原のローラに会いに―小さな家をめぐる旅』(求龍堂)、訳書に『若草物語 1&2』、『8人のいとこ』(以上、講談社)、『ロッタの夢 オルコット一家に出会った少女』、『長い冬』など「ローラ物語」5冊(以上、岩波書店)、『ルイザ― 若草物語を生きたひと』(東洋書林)、『大草原のローラ物語
―パイオニア・ガール』(大修館書店、2018年日本翻訳家協会翻訳賞佳作)、『わかれ道』、『アリスの奇跡
―ホロコーストを生きたピアニスト』(以上、悠書館)など多数。
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