序文    

1  父親:父の謎と少年時代    

2  音楽修業:青年時代の弟子生活   

3  生活の糧:最初の職           

4  軛(くびき)の下:ドレスデンの宮廷音楽長     

5  永遠の放浪者:≪さまよえるオランダ人≫   

6  必死のヴェーヌス探求:≪タンホイザー≫     

7  伝統的オペラへの白鳥(決別)の歌:≪ローエングリン≫  

8  革命家の道:ドレスデン蜂起    

9  チューリヒの日々:ワーグナーのスイス亡命    

10  ヴァルハラの興亡:≪ニーベルングの指輪≫     

11 「最も素晴らしい友」:フランツ・リスト  

12  芸術の女神(ミューズ)、愛人(ミストレス)、母代わり:ワーグナーの愛した女性たち 

13  バイロイトの巨獣(ベヘモス):ワーグナーの人となり 

14  常に欠乏:ワーグナーの金銭感覚

15  ピンクに包まれて:ワーグナーの生活における絹とビロードの役割

16  わが最愛の天使のような友」:ルートヴィヒ2世  

17  致命的な魅力:≪トリスタンとイゾルデ≫  

18  「重要なのは芸術:≪ニュルンベルクのマイスタージンガー≫  

19   牡蠣の中の砂:ワーグナーの生涯と作品における反ユダヤ主義の役割  

20   創造力の閃き:作品の霊感源  

21   沈黙の苦しみ:コジマ・ワーグナー  

22   トリープシェンの牧歌:ルツェルンの日々  

23   神々のための家:バイロイト計画  

24   ワーグナーの切り札:≪パルジファル≫ 

25   ヴェネツィアに死す:晩年の出来事 

26   完全なワーグナー主義者と不完全なワーグナー主義者:ワーグナー崇拝の普及 

27   黄金のためのカメラ回し:ワーグナーと映画  

28   バイロイトの鍵十字:ワーグナーと第三帝国  

29   体制の変化:新たな時代の到来を告げる孫たち  

30   遺産の再興:バイロイトの今と未来