はじめに

『色彩の紋章』第Ⅰ部 

引き続き色彩の紋章の一覧/ここに色彩、およびその属性についての紋章論が始まる/色に関わる紋章の最初の考案について/色についての質問/第一の金属、金色、そしてその紋章について/銀という第二の金属および色と、その紋章について/朱という第三の色とその紋章について/青という第四の色と、その紋章について/黒という第五の色と、その紋章について/緑という第六の色と、その紋章について/赤紫という第七の色と、その紋章について/紋章についての問答/紋章における色と金属を紋章学的に説明する新しい方法/紋章を紋章用語で説明する現在の方法/世俗の徳に関するくだんの色の象徴/くだんの色の別の象徴/石の象徴/人間の七つの世代の標語/人間の四気質の標語/四大元素の標語/色彩の紋章の著者/いかにしてギリシア人は、彼らの言語において、色を金属によって紋章学的に説明したか/主要な七惑星の標語/七元徳、三対神徳と四枢要徳の標語 /週の曜日の標語/一年の四季の標語/トロイアの人びとは、自分たちの色をかくのごとく命名する ほか


『色彩の紋章』第Ⅱ部 

色彩の考案者/色彩の効力について/色彩の基礎と種類について/個別の色と、それらの意味について/最初に白色とその仕着せについて/黄褐色と薄黄色について/赤色とその仕着せについて/黄色とその仕着せについて/緑色とその仕着せについて/赤紫色について/黒色とその仕着せについて/青色、青緑色、紺青色とそれらの仕着せについて/淡紅色とその仕着せについて/すみれ色とその仕着せについて/ねずみ色とその仕着せについて/獣や鳥、それらの変異についての色彩の紋章/混合色とそれらの標語について/色による男性の服装の精神性について/色による婦人の服装の精神性について/色によっていかに騎士は叙任されるのか/色に関する精神的意味/色は人の性格にしたがっていかに身につけられるべきか/黄色はいかに身につけられるべきか/赤は誰の身につけられるべきか/緑は誰の身につけられるべきか/青色、濃青色、紺青色は誰の身につけられるべきか/赤紫色と黒、その他の色は誰の身につけられるべきか/色彩の組み合わせの美とその意味について/置かれる場所による色彩の意味小論/一年十二ヵ月の標語/世界の摩訶不思議、色に関わる特異性と属性/問と答 ほか


解説Ⅰ 隠れたベストセラー ─「紋章指南書」から「色彩象徴論」へ(伊藤亜紀)

解説Ⅱ 博物誌の伝統と近代的な感性(徳井淑子)

あとがき/註/ 引用・参考文献