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アメリカ史画像セレクション

第1巻　『青年将校ジョージ・ワシントン』

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［ワシントンの生家］ジョージ・ワシントンの生家は焼失して現存していないが、国定史跡に指定されている。アメリカを独立に導くワシントンの人生はこのポトマック川沿いの小さな家から始まった。

［ワシントンのノート］図形の問題が書かれた頁。精密な筆致はワシントンの几帳面な性格をよく示している。

［狐狩り］狐狩りはヴァージニアの富裕層の娯楽であった。近隣の人々を招いて行われる社交の場でもあった。馬術に優れていたワシントンは狐狩りの名手として知られていた。

［サリー］サリーの肖像画の原本は失われていて現存していない。これは後に複写されたものである。それでもサリーや当時の富裕層の女性の特徴をよく捉えている。

［ディンウィディ］ディンウィディはヴァージニア総督代理である。若き日のワシントンを後援していた。独立運動が激化する前にヴァージニアを去ったのでその後の騒乱を見ていない。

［インディアン会議］総督代理から使者の任を託されたワシントンは、その途中、インディアンの集落に立ち寄った。そして、協力を求めるために演説を行った。

［ジョージ湖の戦い］左側、ジョージ湖とハドソン川。中央、フランス軍(赤)がイギリス軍(青)を三方から攻撃。本来であればイギリス軍が赤でフランス軍が青だが着色を間違えたようだ。右、ジョージ湖畔でフランス軍(青)がイギリス軍(赤)を攻撃。

［ジョージ湖の戦い２］敵将ディースカウを殺害しようとするインディアンを止めに入るジョンソン。

［ケベック攻撃］イギリス軍(赤)はセント・ローレンス川(右)に浮かぶ艦隊から崖を登った後、アブラハム高原(左)に布陣してフランス軍(青)を撃破した。

［植民地議会議事堂］ウィリアムズバーグにあった植民地議会議事堂。ワシントンは植民地議会議員としてここに通った。

［マウント・ヴァーノン］マウント・ヴァーノンの鳥瞰図。ワシントンが生きていた当時ではなく少し後の時代の様子。邸宅の他に馬屋や洗濯小屋、鍛冶場などさまざまな付属施設が見える。左端はワシントンが亡くなった後に建てられた新しい墓所。

［農園主ワシントン］ワシントンが農園を見て回る様子。マウント・ヴァーノンには5つの農園が付随していてワシントンはマウント・ヴァーノンにいる時はほぼ毎日、農園を順番に回っていた。

［オリヴァーの人形］リバティー・ツリーに吊るされているオリヴァーの人形の様子。後世に描かれた挿絵なので正確かは分からないが、おそらくこのような情景だったのだろう。

［イギリス兵と職人］日頃からイギリス兵に対して鬱憤を抱いていた職人たちはここぞとばかりに乱闘を繰り広げた。

［ダンモア卿］スコットランドの装束を身に着けたダンモア卿。一時期、ダンモア卿はインディアン征服でヴァージニア人から支持を集めたが、植民地と本国の対立が激化する中で次第に態度を硬化させた。奴隷を解放して軍を編成し、ヴァージニア人を屈服させようとしたが敗れてアメリカの地を去った。

［印紙販売人に辞職を迫る群衆］印紙販売人は本国から委託を受けて印紙を販売する。印紙法を廃止に追い込むために民衆は身近にいる印紙販売人を標的にした。

［団結か死か］当時の新聞に掲載された挿絵。蛇は植民地全体を示している。イニシャルは各植民地の名前である。団結しなければ敗北することを端的に示している。

［フランクリンのチェス］ハウ夫人とチェスに興じるベンジャミン・フランクリン。フランクリンはチェスの名手として有名であった。

［ウォレン］サミュエル・アダムズの片腕とも言うべきジョゼフ・ウォレン。早くに亡くなったためにその名前は埋もれがちであるが、独立運動で果たしたウォレンの役割は大きい。

［出撃する民兵と家族］独立戦争にはたくさんの民兵が参加しているが、彼らが守りたかったのは何よりも家族であり、郷里であった。