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品種改良の世界史・作物編

【編著】鵜飼保雄、大澤良

定価=4,725円(本体4,500円)

四六判520ページ

2010年12月発売(第2刷2011年7月)

ISBN 978-4-903487-41-0

✣日本図書館協会選定図書

 作物を通して、改良品種がつくられた時代背景と社会・経済への影響をふり返り、膨張する現代世界と生命操作の未来を考える。

はじめに 

第1章 イネ 

第2章 コムギ

第3章 オオムギ

第4章 トウモロコシ 

第5章 ソルガム

第6章 アワ 

第7章 ソバ 

第8章 ダイズ 

第9章 ジャガイモ 

第10章 サツマイモ

第11章 テンサイ

第12章 サトウキビ

第13章 トマト

第14章 イチゴ

第15章 アブラナ科作物(ブラシカ)

第16章 ネギとタマネギ

第17章 ブドウ

第18章 カンキツ 

第19章 リンゴ 

第20章 チャ

第21章 バラ

用語集/引用・参考文献/索引

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【編著者】

鵜飼保雄(うかい・やすお)

農業環境技術研究所、東京大学大学院農学生命科学研究科教授などを経て、現在は執筆に専念。専門は育種学、放射線生物学、統計遺伝学。著書に『ゲノムレベルの遺伝解析』『植物育種学』など。

大澤 良(おおさわ・りょう)

筑波大学大学院生命環境科学研究科教授。著書に『雑穀の自然史』、『育種学辞典』(共著)など。

【執筆者】

谷坂隆俊(たにさか・たかとし)

京都大学名誉教授、タキイ園芸専門学校講師など兼任。専門は植物育種学、分子進化遺伝学。著書に『植物遺伝育種学実験法』など。

大田正次(おおた・しょうじ) 

福井県立大学教授。地中海・西南アジアでの現地調査を中心に、麦類とその近縁野生種の遺伝的多様性について研究。著書に『植物育種学辞典』など。

佐藤和広(さとう・かずひろ) 

岡山大学資源植物科学研究所教授、同大麦・野生植物資源研究センター長。編著に『Diversity in barley』など。オオムギの遺伝資源の多様性を育種に利用する方法を研究。

山田 実(やまだ・みのる) 

ロシアのヴァヴィロフ名称植物生産研究所客員研究員。農林省農業技術研究所・草地試験場などで他殖性作物の遺伝育種学を研究。日本育種学会賞受賞。著書に『作物の一代雑種』。

春日重光(かすが・しげみつ) 

信州大学農学部附属アルプス圏フィールド科学教育研究センター教授。ソルガム育種研究に従事。著書に『ソルガム類の栽培技術』(共著)。

河瀨眞琴(かわせ・まこと) 

農業生物資源研究所研究主幹兼ジーンバンク長。著書に『雑穀の自然史』(共著)など。

森 元幸(もり・もとゆき) 

農研機構北海道農業研究センター・バレイショ栽培技術研究チーム長。ジャガイモの「キタアカリ」「とうや」「さやか」「インカのめざめ」など30種以上を育成。

岩永 勝(いわなが・まさる)

 農研機構作物研究所所長。2006年日本農学賞受賞。監訳書に『ノーマン・ボーローグ』。

島本義也(しまもと・よしや) 

北海道大学名誉教授。著書に『栽培植物の自然史』(共著)、『起源と品種分化』など。

永冨成紀(ながとみ・しげき) 

農林省STAFF主任調査役。著書に『農業における放射線利用』がある。

加屋隆士(かや・たかし)

タキイ種苗取締役研究農場長。育成品種にトマト「桃太郎シリーズ」、オクラ「アーリーファイブ」など。2007年度園芸学会功労賞受賞。
望月龍也(もちづき・たつや)

農研機構野菜茶業研究所長。育成品種にイチゴ「さちのか」など。著書に『新編野菜園芸ハンドブック』(共著)、『植物育種学各論』(共著)など。
生井兵治(なまい・ひょうじ)

筑波大学教授、アジア大洋州育種学会(SABRAO)副会長等を歴任。日本育種学会賞受賞。著書に『農業の基礎』(共編著)、『有機農業の技術』(共著)、『遺伝子組み換えナタネ汚染』(共著)など。
小島昭夫(こじま・あきお)

農研機構野菜茶業研究所企画管理部長。著書に『種子のバイオサイエンス』(共著)、『新版そ菜園芸』(共著)、『ネギの絵本』(共著)など。
山田昌彦(やまだ・まさひこ)

農研機構果樹研究所研究支援センター長。育成品種にブドウ「シャインマスカット」、カキ「太秋」「早秋」など。著書に『新版果樹栽培の基礎』(共著)、『農業技術体系』(共著)など。
國賀 武(くにが・たけし)

農研機構近畿中国四国農業研究センター次世代カンキツ生産技術研究チーム主任研究員。
阿部和幸(あべ・かずゆき)

農研機構果樹研究所リンゴ研究チーム長。育成品種にニホンナシ「あきづき」、オウトウ「紅きらり」、リンゴ「もりのかがやき」など。著書に『新編原色果物図説』(共著)、『野菜、果物、花の研究開発2』など。
武田善行(たけだ・よしゆき)

日本茶業技術協会会長。育成品種は、「さえみどり」「べにふうき」など10品種以上。著書に『茶のサイエンス』、『茶の栽培と利用加工』(共著)など。
福井博一(ふくい・ひろかず)

岐阜大学応用生物科学部教授。バラの耐病性育種をはじめ、バラの栽培生理に関する研究に従事。