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船の歴史文化図鑑—船と航海の世界史

【著】ブライアン・レイヴァリ

【訳】増田義郎/武井摩利

 

定価=本体16,000+税

B4変形判402ページ

2007年8月発売

ISBN 978-4-903487-02-1

✣日本図書館協会選定図書

 品切れ、重版未定

 

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海と人との5000年にわたる壮大なドラマ

古代文明から現代にいたる船舶の変遷と、未知なる地を目ざす冒険心あふれる航海の歴史を、美しい図版とともに紹介。歴史的な海戦や航海の様子も再現し、船体の構造などの図解も楽しめる〈海から見る世界史〉。


▶ ▶ ▶朝日新聞(2007.8.26)、毎日新聞(2007.8.19)に書評が掲載されました。

✦太古の丸木舟や葦舟から、木造帆船、豪華客船、現代の原子力潜水艦まで、造船と航海術の変遷、発展の歴史を文化的・社会的背景とともに詳述。

✦〈大航海時代〉に代表される、冒険心あふれる航海者たちの人間ドラマを、さまざまなエピソードをまじえ紹介。

✦サラミス、レパント、トラファルガル、日本海など歴史的な海戦の模様と、指揮官たちの人物像や戦略・戦術を臨場感豊かに再現。

✦各地域・時代を代表する船について、大きさ・重さ・速さ、各部位の詳細、装備した武器などの基本データをイラストとともに掲載。

第1章 船の誕生  

黎明期の船/古代の船  

2 海を征く者

ヨーロッパ北部の船/地中海の船/東方の船

3 ヨーロッパの拡大

初期の探検者たち/植民地/火薬と帆

4 帆船の時代

帝国のための戦争/帆船時代の貿易/探検 

5 蒸気船の時代

蒸気の力 /海上貿易 /新たな帝国主義の展開/大いなる航路/海戦

6 帆船の黄昏

蒸気の時代の帆船/漁業と捕鯨/娯楽として海へ

7 世界大戦

戦争への道/第1次世界大戦/大戦間期/第2次世界大戦

8章 グローバルな時代

新しい軍用艦/消費文明時代の船/レジャー、プレジャー、スポーツ/船と海洋資源

エピローグ

用語集/索引 

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 これまで出た船の事典は…豊富な図版によって、古代から現代に至る船の形態的変化を時代別に示している。しかし本書はそれに止まらず、海とかかわる人間の歴史の中で、造船と航海術が時代の要請に応えてどのような変化と発達をとげ、歴史の行程に影響を与えたかを、歴史的に重要な諸事件の説明を通じて述べている点に特色がある。

 その意味で、本書は、海から見た世界史としても受け取ることができ、したがって無味乾燥な叙述ではなく、多くの人間的ドラマを含んだ興味深い読み物として通読することが可能だろう。そして、通常の歴史家の視野にはとうてい入ってこないような、興味深い海と船に関する幾多の重要な事実が、本書の中の至るところに発見されるだろう。(「訳者あとがき」より)

[著者]

ブライアン・レイヴァリ( Brian Lavery)

イギリス・グリニッジの国立海事博物館主事。海戦史が専門で、多くの著作がある。海事史や造船技術にも造詣が深く、歴史的なエンデヴァー号、スーザン・コンスタント号の復元に際し、顧問として貢献。海洋映画のコンサルタントもつとめている。

 

[訳者]
増田義郎(ますだ・よしお)

 東京大学名誉教授。アンデス地方のエスノヒストリーの専門家であるとともに、大航海時代にも詳しく、『大航海時代叢書』(岩波書店)の編纂を主導した。著書『大航海時代』『コロンブス』『マゼラン』『ペルー 太平洋とアンデスの国』など著訳書多数。


武井摩利(たけい・まり)

 翻訳家。主な訳書・共訳書に、『マヤ文字解読』『アステカ文明』『図説マヤ・アステカ神話宗教事典』『ヨーロッパ大陸歴史地図』『ワルシャワ冬の日々』『民主主義の天使』『タイムズアトラス世界探検歴史地図』などがある。