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鉄道の世界史

【編】小池滋、青木栄一、和久田康雄

 

定価=本体4,500+税

四六判752ページ

20104月発売

ISBN 978-4-903487-38-0

✣日本図書館協会選定図書

 

 

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車輪が回る、歴史が動く!

近・現代史の牽引車となった鉄道を軸に、世界史を捉え直す鉄道文化・文明論。世界およそ50カ国の鉄道史を網羅した、鉄道百科全書。

 

▶ ▶ ▶『交通新聞』(2010.5.26)、『東京新聞』『中日新聞』(2010.6.6)、『北海道新聞』(2010.6.27)、『鉄道ジャーナル』(2010.8月号)、『歴史と地理』(2010.11月号、評者:山本勝治氏)に書評が掲載されました。

はじめに

第1章 イギリス

第2章 ドイツ オーストリア

第3章 フランス ベネルクス

第4章 イベリア:スペイン/ポルトガル

第5章 イタリア

第6章 スイス

第7章 ハンガリー

第8章 ポーランド

第9章 スカンジナビア3国とフィンランド:デンマーク王国

      /スウェーデン王国/ノルウェー王国/フィンランド共和国

第10章 ロシア

第11章 中近東:オスマン帝国時代の鉄道/各国鉄道の歴史

第12章 アフリカ

第13章 アメリカ合衆国

第14章 カナダ

第15章 ラテンアメリカ

第16章 南アジア:独立後のインド鉄道

第17章 東南アジア 大陸部

第18章 東南アジア 島嶼部 :インドネシアの鉄道/フィリピンの鉄道

      /マレーシアの鉄道(附シンガポール、ブルネイの鉄道)

第19章 東アジア:中国の鉄道/朝鮮半島と台湾の鉄道

第20章 日本

第21章 オーストラリア

第22章 ニュージーランド

参考文献/索引

 

【編者】

小池 滋(こいけ・しげる)東京都立大学や東京女子大学で英語・英文学の教師を勤めた。専門の英文学関係の著書・邦訳書の他『英国鉄道物語』『「坊っちゃん」はなぜ市電の技術者になったか』『世界鉄道百科図鑑』ど鉄道関係の著訳書もある。


青木栄一(あおき・えいいち)東京学芸大学名誉教授。日本地理学会名誉会員。鉄道史学会会長、歴史地理学会会長などを歴任。主として交通地理学を研究。著書に『鉄道の地理学』『鉄道忌避伝説の謎』『交通地理学の方法と展開』ど。

 

和久田康雄(わくだ・やすお)運輸省、日本民営鉄道協会、日本鉄道建設公団などに勤務。著書に『人物と事件でつづる鉄道百年史』『やさしい鉄道の法規』『日本の市内電車18951945』『私鉄史探訪60年』、訳書に『世界鉄道百科図鑑』など。

 

【執筆者】(執筆順)

湯沢 威(ゆざわ・たけし)学習院大学経済学部教授。帝国主義と重ね合わせたイギリス鉄道システムの世界的影響に関心をもつ。単著に『イギリス鉄道経営史』など。

 

松永和生(まつなが・かずお)地域発展計画研究者機構事務局長。国鉄民営化後の鉄道政策の日独比較が研究テーマ。著書に「ルール占領期の鉄道輸送とマインツ協定」など。

 

菅 建彦(すが・たつひこ)東日本鉄道文化財団、交通文化振興財団(交通博物館)を経て財団法人交通協力会勤務。著書に『英雄時代の鉄道技師たち』ほか。

 

原口隆行(はらぐち・たかゆき)上智大学経済学部卒業、会社勤務を経て執筆活動に入る。編著書に『時刻表でたどる鉄道史』『イギリス=鉄道旅物語』など。

 

橋爪智之(はしづめ・ともゆき)ガリバーズトラベルアソシエイツ勤務。紀行文や車両専門書など幅広く執筆。執筆協力に『世界の高速列車』『トーマスクック時刻表』など。

 

長 真弓(ちょう・まゆみ)海外の鉄道の取材撮影を続け、海外鉄道研究会に所属。著書に『スイスの鉄道』『オーストリア鉄道旅物語』『ヨーロッパ鉄道大旅行』など。


秋山芳弘(あきやま・よしひろ)海外鉄道技術協力協会所属。専門は鉄道計画。世界約30か国で技術協力を行い、海外の鉄道を幅広く紹介。編著書に『最新 世界の鉄道』『世界の高速列車』など。


小山 徹(こやま・とおる)帝都高速度交通営団を経て文部教官教授、埼玉大学教授、0105年に産業考古学会会長。研究テーマは都市交通システム。共著に『鉄道と文化』など。

 

千野琢也(ちの・たくや)高崎鉄道管理局営業部長、旅客局中央販売センター所長、日本交通公社国内旅行部次長(国鉄)。著書に『ロシアの鉄道』。

 

高津俊司(たかつ・としじ)鉄道建設・運輸施設整備支援機構東京支社長を経て、現在同機構理事。博士(工学)。著書に『鉄道整備と沿線都市の発展』。

 

吉田昌夫(よしだ・まさお)日本福祉大学大学院教授。専攻はアフリカ現代史、農業経済、農村開発論。著書に『アフリカ現代史Ⅱ:東アフリカ』など。

 

西藤真一(さいとう・しんいち)運輸調査局勤務。大東文化大学経営学部・明治大学商学部非常勤講師、島根県立大学総合政策学部講師を兼任。専門は公益事業論。

 

林弥太郎(はやし・やたろう)カナディアンネットワーク代表取締役。日本旅行作家協会会員。カナダ観光局認定カナダスペシャリスト。カナダ関連のガイドブックや著作を手がけ、鉄道の旅に詳しい。

 

今井圭子(いまい・けいこ)アジア経済研究所を経て、上智大学で開発経済論を担当(20104月から同大名誉教授)。著書に『アルゼンチン鉄道史研究』『ラテンアメリカ:開発の思想』など。

 

多田博一(ただ・ひろかず)大東文化大学名誉教授。アジア経済研究所を経て教鞭をとる。研究領域は南アジア社会経済史。単著に『インドの大地と水』、共訳に『鉄路17万マイルの興亡:鉄道からみた帝国主義』など。

 

吉野 宏(よしの・ひろし)インド三菱商事取締役。鉄道車両輸出組合報に「インド最新事情——鉄道は国家なり」(2008.42009.1235〜238号)を連載。

 

柿崎一郎(かきざき・いちろう)横浜市立大学国際総合科学部准教授。著書に『タイ経済と鉄道 18851935年』『鉄道と道路の政治経済学:タイの交通政策と商品流通』など。

 

野村 亨(のむら・とおる)慶応義塾大学総合政策学部教授、兼同大学院政策メディア研究科委員。専門分野は東南アジア交通史。訳書に『マレーシアの歴史』、共著に『東南アジア世界の実像』など。

 

山田俊明(やまだ・としあき)元都立高等学校教諭。鉄道史学会、産業考古学会会員。主な関心領域は鉄道史、交通地理、産業遺産。著書に『鉄道から見た中国』『多摩幻の鉄道廃線跡を行く』など。

 

小澤茂樹(おざわ・しげき)運輸調査局情報センター主任研究員。法政大学・東洋大学・高崎経済大学非常勤講師。モーダルシフトの可能性と限界、最適な鉄道貨物輸送の活用、ユーロッパおよび中国における河川輸送などを研究。

 

 

(*刊行時のものです)