金融の世界史―貨幣・信用・証券の系譜
[編]国際銀行史研究会
[定価]本体4,000円+税
[体裁]四六判528ページ
ISBN 978-4-903487-64-9
2012年10月発売
世界史を誘引しつづける金融資本の正体とは?
世界10ヵ国固有の社会背景および実体経済とのかかわりを軸に、
自己運動・肥大化をつづけてきた金融の歴史をひもとき、
人びとを魅惑しつづけるその営みの本質に迫る。
▶▶『日本経済新聞』12月9日付読書面に書評が掲載されました(評者:小関広洋氏)。
▶『金融経済新聞』11月12日付読書面に書評が掲載されました。
序 論 中世から近世へ―国際金融の始まり
第1章 イギリス
第2章 フランス
第3章 ドイツ
第4章 帝政ロシア
第5章 アメリカ合衆国
第6章 アルゼンチン
第7章 インド
第8章 中国
第9章 日本
第10章 世界大恐慌と国際通貨制度
第11章 現代国際金融の諸相
補 論 開発経済とグラミンバンク
参考文献
索引
鈴木俊夫(すずき・としお)
東北大学大学院経済学研究科教授。研究テーマは経済史、経営史、英米金融史。
小林襄治(こばやし・じょうじ)
日本証券経済研究所客員研究員。研究テーマは証券市場、国際金融、金融史。
矢後和彦(やご・かずひこ)
早稲田大学商学学術院教授。研究テーマはフランス経済史、国際金融史。
赤川元章(あかがわ・もとあき)
慶應義塾大学名誉教授、千葉商科大学大学院客員教授。研究テーマはドイツの国際銀行業。
ソフィア・ソロマティーナ(Sofia A. Salomatina)
ロシア国立モスクワ・ロモノソフ大学歴史学部准教授。研究テーマはロシア経済史、ロシア金融史。
菅原歩(すがわら・あゆむ)
東北大学大学院経済学研究科准教授。研究テーマはイギリス対外投資史、アメリカ国際銀行業史。
北林雅志(きたばやし・まさし)
札幌学院大学経営学部教授。研究テーマはイギリス系国際銀行の歴史的研究。
西村雄志(にしむら・たけし)
関西大学経済学部准教授。研究テーマはアジア経済史、特に第一次世界大戦以前のアジアにおける国際金本位制の展開。
蕭文嫻(しう・まんはん)
大阪経済大学日本経済史研究研究所研究員、同大学非常勤講師。研究テーマは中国金融史。
粕谷誠(かすや・まこと)
東京大学大学院経済学研究科教授。研究テーマは日本金融史・日本経営史。
平岡賢司(ひらおか・けんじ)
熊本学園大学商学部教授。研究テーマは両大戦間期の国際通貨・金融システムの分析。
入江恭平(いりえ・きょうへい)
中京大学経営学部教授。研究テーマは国際金融市場と国際銀行業との関係史。
モハマド・マイン・ウディン(MD. Main Uddin)
ダッカ大学銀行学部講師。東北大学大学院経済学研究科博士後期課程在籍。研究テーマは貧困対策からみたマイクロファイナンス、グラミンバンク経営史。
伊藤大輔(いとう・だいすけ)
東北大学修士(経済学)。研究テーマは米国金融史。