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革命の剣 ジョージ・ワシントン(上)           (「アメリカ人の物語」・第Ⅰ期 建国の躍動 第2巻)

2017年9月27日発売

 

[著]西川秀和

[体裁]四六判・500ページ

[定価]本体2,800円+税

[ISBN]978-4-86582-021-8

 

勝利か死か。

アメリカの独立を賭けた十日間が始まる―

本国イギリスの圧政に立ち上がった新大陸の住民たち。独立の意思を突きつけ、ついに開戦となるが、資力もなく正規兵さえもたない革命軍は、イギリスの圧倒的な兵力を前に早くも壊滅の危機にひんする――司令官ワシントンはこの窮地をいかに突破するのか?

 

第1章 大命降下

自由の鐘は高らかに鳴る/山男の進撃/大陸軍結成/戦力比

第2章 ボストン解放

バンカー丘陵の戦い/戦いの地へ/名将の条件/総司令官の苦悩/海軍の始まり/北方からの朗報/雌雄を決すべき時/解放

第3章 極北の地へ

十四番目の植民地/人跡未踏の荒野/吹雪の中の強襲/南への撤退/ヴァルカー島の戦い

第4章 血塗られた夏の日

高丘の島/迫り来る危機/ロング島の戦い/決死の撤退/ハーレム高地の戦い/ニュー・ヨーク大火/ホワイト・プレーンズの戦い/ワシントン砦の攻防/冷雨と夜霧

第5章 運命を決する十日間

風前の灯/岐路/勝利か死か/未明の嵐/デラウェア川をわたる/偉大なる栄光の日/さらなる挑戦/兵士たちの決意/鮮血に染まる橋/闇夜の転進/救国の英雄/モリスタウン

第6章 首都陥落

ハウが仕掛けた罠/流浪の大船団/見過ごされた要所/ブランディワイン川の戦い/豪雨の戦い/血に飢えた銃剣/鳴り止んだ自由の鐘/ジャーマンタウンの戦い/デラウェア川の攻防

 

アメリカ史の伝道師が語りつくす!史実にもとづいた大河歴史小説「アメリカ人の物語」

コラムはこちら…

シリーズ各巻】

第Ⅰ期 建国期の躍動 

第1巻『青年将校 ジョージ・ワシントン』(既刊)

なぜアメリカ人はイギリスから独立しようと考えか。野心溢れる青年期のワシントンの人生を追いながら独立戦争の勃発までの動乱を描く。

第2巻『革新の剣 ジョージ・ワシントン』(上)(2017年9月)

圧倒的に戦力で劣るアメリカはいかにして超大国イギリスに対抗したのか。大軍総司令官に就任したワシントンを中心に独立戦争が繰り広げられる。

第3巻『革命の剣 ジョージ・ワシントン』(下)(2017年12月予定)

大陸軍の

苦難と最後の勝利、そして、新国家の成立までを描く。戦後、アメリカはどのような危機に晒されたのか。

第4巻『建国の父 ジョージ・ワシントン』(上)(2018年2月予定)

アメリカの未来を切り開くために憲法制定会議が開催される。アメリカ人はどのような想いで憲法を作ったのか。そして、新たな憲法の下、ワシントンは初代大統領に就任する。

第5巻『建国の父 ジョージ・ワシントン』(下)(2018年4月予定)

党派対立が激化する中、ワシントンは国家の分裂を避けるために続投を決意する。任期を無事に終えたワシントンは、時代を超越する理念を国民に提示して一介の市民に戻る。

 

第Ⅱ期 大陸国家への道程 

1812年戦争や米墨戦争、奴隷制をめぐる南北の対立など内憂外患をへてアメリカは西方への拡大を加速させる。それはまさにアメリカが北アメリカ大陸全土を覆うこっかになろうとする挑戦であった。

第6巻『革命のペン トマス・ジェファソン』
第7巻『民主主義の哲学者 トマス・ジェファソン』
第8巻『ニュー・オーリンズの英雄 アンドリュー・ジャクソン』
第9巻『演壇のナポレオン ジェームズ・ポーク』

 

第Ⅲ期 南北戦争の動乱

奴隷制をめぐる南北の対立はついに南部諸州の脱退という最悪の事態を迎える。多くの人びとの運命が南北戦争の惨禍に呑み込まれるなか、リンカンは完全とアメリカ史上最大の試練に立ち向かう。

第10巻『民衆の人 エイブラハム・リンカン』
第11巻『スプリングフィールドの賢者 エイブラハム・リンカン』
第12巻『偉大なる解放者 エイブラハム・リンカン(上)』
第13巻『偉大なる解放者 エイブラハム・リンカン(下)』

 あなたにアメリカ史を一緒に楽しんで欲しい。アメリカ史の面白さを知ってもらいたい。そう思って私は人間中心のアメリカ史を書いている。人間が最も興味を持つのは人間だからである。
 アメリカ史を知れば知るほど、ああ、こんな面白い人物がいたんだなと新しい学びがある。ああ、こんな凄いことがあったんだなと新しい発見がある。新しい学びや発見に触れた時、あなたは心躍らないだろうか。アメリカ史をあなたに伝えたいという気持ちでは私は誰にも負けない。歴史の女神はそれほど、魅力的である。
 私が読者に約束することは二つある。このシリーズがかつてない壮大なアメリカ史の世界になることだ。そして、わくわくする気持ちを忘れずに書き続けることだ。
 最初、扉を開くには勇気がいるかもしれない。扉が重くてなかなか開かないかもしれない。しかし、いったん扉を開けばどうか。その先には新しい世界が広がっている。知の大冒険が待っている。

西川秀和(にしかわ・ひでかず)
歴史の面白さを伝えることを使命と考える、「アメリカ史の伝道師」。現在、大阪大学外国語学部非常勤講師。ジョージ・ワシントンと合衆国憲法の父ジェームズ・マディソンについて国内第一人者。ジョージ・ワシントンに傾倒し、同じ体格(身長183cm・体重79kg)になるべくトレーニングに励む。著書に『ジョージ・ワシントン伝記事典』(大学教育出版、2012年)、『ジョン・アダムス伝記事典』(同、2013年)、『トマス・ジェファソン伝記事典』(同、2014年)など。