シリーズ『新しい日本の語り』
生きるための知恵がいっぱいに詰まったゆたかな語りの世界へ…
1.実績のある語り部たちが一堂に会した画期的シリーズ。
2.古い伝承や昔話だけでなく、現代民話や災害伝承など、
今伝えたい多様な語りを収録。
3.本とDVDにより、語りの達人たちの技(ワザ)を、
読んで、見て、聴いて、三様に楽しみながら、吸収できる。
4.要所要所にコラムを配し、子どもからお年寄りまで、
誰にでもわかりやすく編集。
5.巻末に「語りの学校」を連載。やさしく語りの肝(キモ)を学べる。
▶『第13巻 出雲かんべの里の語り』
▶▶12月2日付『朝日新聞』島根県版に掲載されました。
▶▶11月27日付『山陰中央新報』に書評が掲載されました(評者・小泉凡氏)。
▶▶11月16日付『山陰中央新報』でご紹介いただきました。
▶『新しい日本の語り』第2期▶▶『子どもの本棚』2014年9月号でご紹介いただきました
▶『第9巻 渡部豊子の語り』▶▶『山形新聞』2014年6月29日付地域面でご紹介いただきました。
▶『新しい日本の語り』第1期▶▶『東京新聞』2014年5月11日付読書面でご紹介いただきました。
▶『新しい日本の語り』第1期▶▶『図書新聞』2013年12月14日号に書評が掲載されました。(評者:永池健二氏) 詳細…
▶『新しい日本の語り』第1期▶▶『朝日新聞』2013年5月26日付読書面に掲載されました。
▶『新しい日本の語り』第1期▶▶『読売新聞』2013年5月19日付読書面に掲載されました。
▶『第3巻 おかつ新三郎ふたり語り』
▶▶『琉球新報』2013年2月21日付でご紹介いただきました。
▶▶『沖縄タイムス』2013年3月3日付でご紹介いただきました。
▶『第2巻 立石憲利の語り』▶▶『山陽新聞』2012年10月23日付に掲載されました。
▶『第1巻 矢部敦子の語り』▶『紀州新聞』2012年10月3日付で紹介されました。
【新しい日本の語り 第Ⅲ期・全5巻】※刊行中
【新しい日本の語り 第II期・全5巻】
第II期全5巻セット
ケース入り、セット定価 本体9,000円+税
ISBN978-4-903487-78-6
【新しい日本の語り 第I期・全5巻】
第I期全5巻セット
ケース入り、セット定価 本体9,000円+税
ISBN978-4-903487-70-0
新しい語り手のために
わたしたち日本民話の会は、1960年代の後半から、日本各地の伝承の語り手を訪ね、昔ながらの民話や現代民話に聴き耳を立ててきました。
伝承の語りの中には、生きていくためのさまざまな知恵が秘められており、人びとの心の滋養にもなってきました。ところが、語り手の世代交代、家族構成や生活様式の変化などによって、そうした大切なものも、語りの場とともに失われてしまいました。
このような状況を憂い、わたしたちは20年ほど前から、「だれでも語り手」というゆるやかな形で「語りの勉強会」をはじめました。新しい語り手の姿を模索するこうした勉強会を通じて、〈自分の言葉で語る〉新しい語り手たちが次々に誕生しました。
「新しい語り」シリーズの語り手たちは、伝承の語りを新しい形で語るだけでなく、現代民話や生活体験も語っています。また、負の遺産ともいえる戦争・被爆体験、災害伝承なども語っています。どの語り手も聴き手といっしょになって語りの場を作り上げてきた語り手ばかりです。
まずは、語りに聴き耳を立てましょう。つぎにこのシリーズを読んで、自分の好きな話を見つけましょう。そして、自分の言葉で語ってみましょう。本シリーズが、みなさまの語りの手助けになることを願っています。
編集委員:小澤清子 北村規子 高津美保子 樋口 淳 望月新三郎 米屋陽一 (五十音順)